無料画像で大丈夫?-フリー素材の危険性まとめ-

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素材使用の基礎知識

各分野別商用利用の注意点

企業ホームページ

一定の社会的責任が伴うので、後々問題になって信用が傷つくことがないよう、基本有料素材使用が原則
有料素材であったとしてもあくまで利用する権利を買っただけで「著作権は著作者が保有」していることを肝に銘じ、有料素材でも各権利者の迷惑になるような改変はNG

個人ホームページ

プライベートでの情報発信ではフリー素材で構わないと言えます。
ですが匿名だから不正使用をしても良いという事にはなりません
現在は匿名で発信しても個人の特定はできるようになっており、facebook等自分の名前と身分を明かして発信するようになっているので、トラブルを避けるために無料素材の適切な使用、または有料素材サイトの利用がオススメ

グラフィックデザイナー

ネットから入手した画像を出版や広告で利用する場合、大きな画像が必要。その場合無料画像では量、質的に問題があり、特に旧態依然の業界で著作権も厳密なので有料素材が原則
「見た目の面白さ」にばかりこだわり写真を改変すると「著作物の同一性の保持」を侵害する可能性があるので注意。

WEBデザイナー

もっともフォトストックサービスを利用している分野でしょう。
全世界に発信して世界中の誰でもが閲覧可能なWEBだからこそ、著作権には細心の注意が必要です。
プロなら有料素材を使うのが常識

イラストレーター・画家

イラストレーターの方では人物のフォルムや、背景など写真を見本にする場合写真素材は有用です。
画家の方もモデルを雇いたいけど余裕がない場合、利用されるでしょう。
中にはトレースや構図などから特定する暇な人もいて誹謗中傷のもとになります。
ネットで落ちているグラビアなどの写真を使用するのは避けたほうがよくフリー素材の適切な使用、プロ、または将来プロとして食べていきたいのなら惜しまず有料素材にすべき

漫画家・アニメーター

こちらも人物のフォルム、背景など見本になる素材集の活用をしている方は多いでしょう。
パクリは厳禁。制作会社やスポンサーにも迷惑をかけることになり、零細下請けやフリーの場合、仕事が来なくなる可能性も
フリー素材だと人物の素材は少なく、有料素材ですと人物の様々なポーズや表情の参考になる写真が簡単な検索でさくっと見つかります。
金銭的に難しくても有料素材をお勧めします。Fotolia PIXTA あたりは値段も手ごろで人物素材が豊富にあり便利。

著作権基礎知識

簡単に言えば「作ったものの権利はいつまでも作った人の財産」という権利。
著作権はあくまで著作者にあり、著作物の使用権を譲渡しても著作権は移らないもので、お金を払って購入したとしても、著作権まで得たわけではなく、利用する権利を得ただけです。
その利用の権利も

  • 「個人的に利用する権利」
  • 「商用利用する権利」
  • 「改変する権利」

はまた別で、「商用利用可」と書いていてもどのレベルまで使っていいのか、使ってよい条件は何かはそれぞれのサービスで違うので別途確認が必要。

私的使用を目的とした複製はOK

著作権で問題になるのは広く公を相手にする商用利用をする場合で、個人の観賞用なら問題になる事はありませんでしたが、昨今はネットのブログなどのプライベートな活動も注意が必要です。(ブログにフリー素材を載せて海外から訴えられた裁判例)
著作権は親告罪なので、著作者が「権利を侵害された」と申し立てれば成立する権利です。

無料(フリー)の意味の多様さ

サイト内に「無料」「無償」「フリー」と書いてあれば、個人で利用しようが、仕事に使おうが、勝手という意味ではありません
一般的に「無料素材」「フリー画像」とは利用規約を守っている範囲で使用料がかからない素材という事であることが多いので、規約違反をすると権利はなくなります
大半のものは

  • 著作権者名を記載
  • 商用利用不可
  • 改変不可

が一般的なようです。
個人的に提供しているサービスが多いので、その点にいい加減なモノや悪意なく著作権に違反しているものもあるけれど、その責任は利用者に及ぶ可能性があるので、利用規約を読むだけではなくよく調べて使用する必要があります。商用利用をする場合はリスクを考えて使わないのが無難です。

  • 「無償で販売」
    こう書かれた壁紙サイトは多いですが、商用に利用しても良いという意味ではありません。
  • 「商用利用可」
    デザイン制作や企業活動に使用可能ですが、被写体のの肖像権・意匠権等は別物ですので、被写体への配慮は必要。
  • 「ロイヤリティフリー」
    使用料(ロイヤルティー)無しで利用可能という事。
    ロイヤリティフリー作品を自由に使ってよいのは与えられた本人(個人・団体)のみで、画像を他人に貸したり売ったり譲ったりは出来ない。
    一度画像データを購入してしまえばなんでもありではなく、それぞれのサービスで利用規約を基準に使用する必要あり

安全度ランキング

おすすめランキング1位「Fotolia

価格・素材量・安心の点で全てバランスよく利用できるサービス

1位
フォトリア

世界中で利用されてるサービスなので良質ともに及第点。
まっとうな利用をしてトラブルになる事なし。
1点98円からで、4200万点の豊富な素材アーカイブ。
個人的に使いやすくお気に入りのサービス。

おすすめランキング2位「PIXTA

日本産ローコストフォトストックの代表格。

2位
ランキング2位

東京都渋谷区に本社を置くピクスタ株式会社が運営する国内最大級のサービス。
海外のサービスは怖いという方はこちらがオススメですね。

おすすめランキング3位「アマナイメージズ

世界のプロフェッショナルが使ってる著名人・著名絵画の素材ならココ

3位
ランキング3位

多少お金を払っても安全に高品質な素材が欲しいならココ。
商業目的で著名な美術作品や著名人の画像を使う場合など。

多少高くても安心にプロ仕様素材が使える。

おすすめランキング4位「Shutterstock

短期集中的に大量の写真素材が必要な場合におすすめ。

4位
ランキング4位

アメリカのサービスなので日本人の画像は少なめですが、4,000万点を超える素材数は魅力。「1日25点定額プラン」は短期集中的に大量の写真素材が必要な場合におすすめです。
また、週替わりで無料・フリー素材の写真素材とベクター素材を配布。

おすすめランキング5位「123RF

有名ではないけど結構オススメ。実力は確かです。

5位
ランキング5位

格安でユニークな写真を手に入れたいならココ。

デザインは面白いものが多くプロのデザイナーに頼むより格安で出来る。