ゲッティ詐欺ってよく聞くけど・・・
海外の画像素材を有料で販売する大手フォトストックサービスのゲッティイメージスは、デザイン制作のプロの間では質の高い写真などの素材を提供する点でも有名ですが、一般の人達には詐欺会社と思われているのをよく聞きます。
googleで「ゲッティ詐欺」と検索すると20,100 件 ヒットします。(海外でも同じようなことをしているようでgetty scamで948,000件ものヒットがある)。
実際は厳密な意味で詐欺という犯罪を指す言葉には当てはまらない合法的な請求のようです。
ですが普通の生活をしている人にとって、急に見知らぬ所からこんなことを言われたら、焦ってしまい、法律に疎い人なら「自分に非があるのか良く分からないけどお金を払って解決したい」と思うでしょう。
そういう心理を悪用した法律的にはOKでも倫理的には気分の悪いやり方ですね。
手口
- まずメールで「御社のwebサイトでゲッティが権利を持っている画像を見つけたので、10日以内に電話連絡が欲しい。連絡すれば請求を一部減額する」ときます。
それを送るのがwebを制作した制作会社ではなく、クライアントである企業なので、制作過程でどのような写真の扱いをしたのか不明で、裁判をチラつかせられトラブルを避けるため相手の言い分を払うケースが多い。 - しばらくすると九帆堂法律事務所というところから内容証明郵便で催促状が届きます。
昔は数百万の請求でしたが、近年は画像数点で数万の請求が多くなっているようです。
とりあえず、はがきを出しまくって、中には相手が裁判をチラつかされてトラブルを避けるために数万なら払ってしまおうという対応を狙っている手口の様です。
(こんなものが届いたら誰でも不安になります。)
対処法
基本、無視を決め込む。
電話をかけてしまうと相手も「いける」と思ってどんどん請求してきますが、「裁判になる」などと脅してもこちらが相手にしなければ、それ以上出てくることは無いようです。。
ネット上の体験談でも、ほとんどの場合反応せず無視していればそれでもう連絡してこないようです。
万が一裁判になった場合裁判所根の出頭命令には応じるべき。そこまで行くことはほぼありませんが。
本当に合法ならそれで音沙汰がなくなることは無いはずなので、あまり法的に正当性のない請求ではないようです。
予防策
ゲッティだけでなくこういった請求が起こるのを防ぐには、やはり安全な有料画像サイトから素材を得ることが無難です。
ですが、有料サイト利用するにしてもゲッティはチョット…。
詐欺まがいの請求を繰り返してる傲慢な企業体質には私を含め感情を害された人は多いはず。有料サイトを使うにしても気持ち的にここにお金を払いたくないですね。
高品質ならゲッティと並ぶアマナイメージズamanaimages.com、普通の素材ならFotolia 、PIXTA あたりが無難でしょうか。
安全度ランキング
おすすめランキング1位「Fotolia」
価格・素材量・安心の点で全てバランスよく利用できるサービス
世界中で利用されてるサービスなので良質ともに及第点。
まっとうな利用をしてトラブルになる事なし。
1点98円からで、4200万点の豊富な素材アーカイブ。
個人的に使いやすくお気に入りのサービス。
おすすめランキング2位「PIXTA」
日本産ローコストフォトストックの代表格。
東京都渋谷区に本社を置くピクスタ株式会社が運営する国内最大級のサービス。
海外のサービスは怖いという方はこちらがオススメですね。
おすすめランキング3位「アマナイメージズ」
世界のプロフェッショナルが使ってる著名人・著名絵画の素材ならココ
多少お金を払っても安全に高品質な素材が欲しいならココ。
商業目的で著名な美術作品や著名人の画像を使う場合など。
多少高くても安心にプロ仕様素材が使える。
おすすめランキング4位「Shutterstock 」
短期集中的に大量の写真素材が必要な場合におすすめ。
アメリカのサービスなので日本人の画像は少なめですが、4,000万点を超える素材数は魅力。「1日25点定額プラン」は短期集中的に大量の写真素材が必要な場合におすすめです。
また、週替わりで無料・フリー素材の写真素材とベクター素材を配布。